こんにちは!育児とブログに奮闘中のおかーさんです。
出産を経験された方の中には産後の抜け毛の多さにびっくりされた方も多いのではないでしょうか?
かくいう私もその一人でして、産後2~3ヵ月頃から抜け毛が気になりだしました。
髪を洗うとすごい量の抜け毛が!!
今回はこの「産後の抜け毛の原因と対処法」についてお伝えしていきたいと思います。
実は妊娠中に抜けずにいた髪が、産後2~3ヵ月頃から抜け始めていただけ?!
通常健康な髪は2~6年ほどの成長期、3~4ヵ月ほどの休止期、2週間ほどの退行期を経て髪が抜け、抜けた部分からまた新しい髪の毛が生えてくるというヘアサイクルを繰り返します。
しかし妊娠中は“プロゲステロン”という女性ホルモンが多く分泌され、このホルモンが髪の成長を持続させることで髪を抜けにくくさせていたのです。
抜け毛が多くなるのは一般的にホルモンが妊娠前と同じ程度に戻る産後2~3ヵ月と言われています。通常髪は1日50本~150本ほど抜けるのですが、これに加えて妊娠中に抜けずにいた髪が抜けることで抜け毛が多くなっていたのです。
多い抜け毛はいつまで続くの…?
このホルモンの変化により普段よりも多くなった抜け毛は、ホルモンバランスが戻るころ、つまりは月経周期が戻るころに改善されていきます。
生理が来たのにまだ抜け毛が治らない!考えられる原因は4つ!
生理が来ても抜け毛の勢いが止まりません!
前髪…薄くなったな…
本来でしたら抜けた髪と生えてくる髪は同じくらいあるので、髪の量が減ったと言ってもそれは一時的なもの。
抜けたところからまた髪が生えてくることで徐々に髪の量も改善していきます。
けれど抜け毛が妊娠前よりも明らかに多い状態が続くという場合、以下の原因が考えられます。
- 睡眠不足
- 栄養不足
- ストレス
- 間違った洗髪
最初の3つはよく聞くやつだな。
わかってはいても育児中は難しいよ
育児中の睡眠不足!大事なのは”どれだけ寝た”のかではなく、”いつ寝た”のか!
赤ちゃんが産まれると昼夜を問わずお世話が必要になり、ママは必然的に睡眠不足になってしまいますよね。
けれど、ママの心身はもちろんのこと、髪にとっても睡眠不足は大きな影響を与えます。
成長や新陳代謝に欠かせない成長ホルモンがもっとも活発な時間は午後10時から午前2時頃で、髪の成長にとってもこの時間帯が一番大事だと言われています。
赤ちゃんのお世話等で夜中に起こされるにしても、午後10時には就寝できるよう意識してみてください。
それならできるかも
睡眠の質は長さではなく「いつ寝たのか」という時間帯が大事だといいます。睡眠のゴールデンタイムに深い眠りに入ることで質の高い睡眠を目指してくださいね。
髪の栄養、足りてますか?髪に必要な栄養は?
赤ちゃんのお世話に追われてママのごはんが疎かになっていませんか?
特に授乳している場合は母乳に栄養を取られてしまう分、普段以上に栄養に気を使った食事をしっかり摂ることが望ましいです。
髪に良いとされている栄養素にはこんなものがあります。
タンパク質、亜鉛、鉄分
ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE
ヨウ素、カルシウム、マグネシウム
もっと絞ってくれ
残念ながら「これを食べておけば大丈夫!」という食材はなさそうです。
様々な栄養素をバランスよく取り入れることが何よりも重要になります。
ただ、授乳中の場合はタンパク質、鉄分、カルシウム、ビタミンB12、葉酸といった血液のもとになる栄養素が不足しがちなので不足しないよう食事に気を付けましょう。
また、タンパク質と共に亜鉛は髪の主成分であるケラチンという成分を作るのに欠かせない栄養素。
こちらも不足しないよう食生活に気を付けましょう。
タンパク質を多く含む食べ物
⇒ 赤身の肉、卵、カツオ、サケ、サバ、アジ、納豆、牛乳
☆アミノ酸バランスのいい良質なタンパク質を摂ることが大事です。
亜鉛を多く含む食べ物
⇒ 牡蠣、アサリ、牛肩ロース、カシューナッツ、アーモンド、卵黄
ストレスは髪にも良くない!ストレス解消法3選!
「ストレスは万病のもと」と言いますよね。
実際にストレスは体と心に様々な影響を与えますが、髪にとってもそれは同じです。
ストレスを受けると髪にどんな影響があると考えられるのでしょうか。
自律神経が乱れ血流が悪化。⇒ 頭皮環境の悪化
ストレスにより活性酸素が発生し、分解のために亜鉛を消費し発毛を阻害。⇒ 髪の発育を阻害
ホルモンバランスが乱れ男性ホルモンが過剰に分泌される。⇒ 頭皮環境の悪化・髪の発育を阻害
睡眠の質が悪くなり成長ホルモンが十分に分泌されなくなる。⇒ 髪の発育を阻害
子供のお世話に追われて睡眠時間も自由な時間も栄養も奪われている中では、ストレスを抱えないなんて無理なことだとは思います。
けれど、受けるストレスを減らすことは無理でも、受けたストレスを減らすことは努力次第で多少はできそうです。
ストレスを解消するためには自律神経を整えると良いとされています。
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」に分けられるのですが、「交感神経」が体を緊張状態にするのに対して、「副交感神経」は血圧を下げたり血管を拡張させることで血行を良くし、私たちの体をリラックス状態に導いてくれます。
具体的には以下の方法を試してみてください。
深呼吸をする。
今すぐにできるとても簡単なストレス解消法です。
まずは深~く息を吐きことを意識して、ゆっくりと息を吸ってみてください。
息を数時間の2倍の長さ分、息を吐くのがポイントです。
声に出して笑う。思いっきり泣く。
笑うことで免疫力がアップする他、幸福感をもたらす脳内ホルモンが分泌されます。
また、思いっきり笑うと深呼吸をしているのと同じ状態になり酸素を体にたくさん取り入れることができます。
更に泣くことは笑うことよりもストレス解消に効果的なんだそうです。
笑うことも泣くことも、脳の心に関わる部分の働きに関係していると言われています。
ヒーリング音楽を聴く
「音楽療法」というものがあるくらい、音楽はストレス解消に効果的です。
高ぶった交感神経を鎮めてリラックスに導いてくれます。
「ヒーリング音楽」というものがジャンル化するくらい様々なものがありますが、自分が心地よく感じるものをぜひ探して聞いてみて下さいね。
間違った洗い方が抜け毛を増やす!発毛を促す正しい髪の洗い方とは!?
子供と自分のお風呂は一緒に、というママは多いと思います。
小さい子とお風呂に入るのって大変ですよね。
私は子供3人と自分を合わせた4人同時入浴が基本なので、ゆっくり入っている暇はありません。
それは入浴というよりも流れ作業…
でも、それでは頭皮に良くありません。
しっかりと毛穴を開いて汚れを落とすことで発毛は促されます。
頭皮環境を整える洗い方を見ていきましょう。
- 入浴前にブラシで髪を解いて、絡まりを優しくほどいておく。
- シャンプーを付ける前にぬるま湯で頭皮をマッサージしながら汚れを落とす。
- 手のひらに1プッシュ分のシャンプーを出し、手のひらで軽く泡立てて頭皮全体につけてマッサージしながら頭皮を洗う。
- 洗った時間の2倍の時間をかけてシャンプー泡を流す。
- 濡れた髪は傷つきやすいため、抑えるように丁寧にタオルドライ。
- 洗い流さないトリートメントを使ってドライヤーの熱から髪を保護。乾きにくい根元からゆっくり乾かす。ただし乾かしすぎにも注意。
1~3は特に大事なので詳しく見ていきましょう。
1
髪は濡れるとキューティクルが開いて傷付きやすい状態になります。
濡れた状態で絡まりを解くと髪が痛む原因になり、無理に引っ張ることでまだ抜ける時期ではなかった髪まで抜けてしまう恐れがあります。
髪が濡れる前にブラシの根元にクッションがついている”クッションブラシ”は頭皮へのダメージも少なくマッサージ効果があるうえ、コームのように目が細かくないので優しく髪の絡まりを解いてくれます。
2
頭皮の毛穴を開かないまま洗っても、きちんと老廃物や脂質は落ちません。
指の腹を使って頭皮をマッサージするようにしてお湯洗いしましょう。
使用するお湯の温度は、頭皮に負担の少ない人肌くらいがベストです。
熱すぎるお湯は乾燥の原因になります。
急いでいるとこの作業がいい加減になりがちですが、一番大事といってもいいくらい大事な作業なので、ある程度時間を使うよう心がけてください。
3
2の工程をしっかりと行っていれば泡立ちも早いはずです。
ここでも、髪を洗うというよりは、頭皮をマッサージしながら洗ってください。
また、髪をかき混ぜるようぐしゃぐしゃと洗ってしまうと髪が絡まる原因になるので気を付けてください。
1でも書きましたが、濡れた髪はキューティクルが開いていて傷付きやすい状態になっています。
無理に絡まりをほどくと髪が痛む原因となるので止めましょう。
私は丁寧な洗髪を続けたら抜け毛がだいぶ減りました!
きちんとした洗髪は今ある髪を大事にするだけでなく、頭皮環境を整えることで次に生えてくる髪のためにもなります。
要点まとめ
産後の抜け毛の増加は、ホルモンが原因による一時的なもの。
生理再開後も抜け毛が改善されないようなら「睡眠不足・栄養不足・ストレス・間違った洗髪」が原因とも考えられる。
ゴールデンタイムを逃さないよう午後10時までの心掛け、血液を作る栄養素をしっかりと摂りましょう。
少しでもストレス発散をし、丁寧な洗髪を心掛けましょう。
抜け毛が改善しますように!