10月22日に行われたアルゼンチン大統領選で、ハビエル・ミレイ氏が当選を果たしました。
極右派で「アルゼンチンのトランプ」ともいわれるミレイ氏はどのような人物なのでしょうか。
もくじ
アルゼンチンの新大統領ミレイ氏
アルゼンチンでは約20年間ほぼ同じ政党が政権を握ってきたが、ミレイ氏は新興勢力として登場しました。
中央銀行の廃止や、国内通貨であるペソを米ドルに置き換えるドル化を推進して経済の安定を目指す政策を掲げています。
また、臓器売買の合法化を推進するなど極端な政策を掲げる自由主義者であり、過激思想や暴言から地元ジャーナリストや政治家から「無政府資本主義者」などと批判されました。
今回の大統領選では左派のセルジオ・マッサ氏がライバルとなりましたが、過激な発言と政治家らしからぬカリスマ性でミレイ氏が無関心有権者たちの票を獲得したことが勝因とみられています。
ミレイ氏がなぜチェンソーマンなのか

『チェンソーマン』とはジャンプ漫画の『チェンソーマン』のことを指しますが、ミレイ氏が選挙集会で度々チェーンソーを振り回していたことから話は始まります。
元々はアルゼンチンを経済不安に陥らせた既存政党をぶった切ろうという怒りの表れなのでしょうが、選挙活動中に『チェンソーマン』のキャラクターであるポチタを持ち出し、ミレイ氏の顧問の女性がマキマのコスプレをするなど『チェンソーマン』を意識していることは明らかですね。
彼の行う政策がアルゼンチンの経済不安を解決することができるのか、今後に注目です。